人生の岐路に立ったとき、私たちはどうしても「正解」を探してしまいます。
再婚をして新しい家族を作るべきか、それとも気楽なシングルのまま生きていくべきか。あるいは、今の生活をどう変えれば将来の不安が消えるのか。夜、ふと一人になったときに、そんな終わりのない問いに押しつぶされそうになることもあるかもしれません。
私も、かつてはシングルファザーとして日々を過ごし、そして現在はステップファミリーとして11年目の生活を送る50歳の会社員です。夜勤のある仕事を続けながら、妻や子どもたちと向き合ってきたこの10年以上の道のりを振り返ると、一つだけ確かなことがあります。
それは、再婚であれ独身であれ、どちらを選んでも幸せな人生は歩めるということです。
この記事では、私が家族との生活や将来の資産形成を通じて実感した「完璧な準備を手放すことの意味」について、お話ししたいと思います。今、何かに迷い、立ち止まっているあなたの心が、少しでも軽くなるきっかけになれば嬉しいです。
「条件が揃うまで待つ」という罠
私たちは何か新しいことを始めようとするとき、つい「準備が完全に整ってから」と考えてしまいがちです。
「貯金がいくら貯まったら再婚しよう」「仕事がもっと落ち着いたら将来の計画を立てよう」
かつての私も、頭のどこかでそう考えていました。しかし、人生において「完璧な条件が揃うタイミング」など、おそらく永遠にやってきません。「ここまでこうなったら行動する」と待っている間にも、人生で一番大切な「時間」は静かに過ぎ去っていきます。
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私の長男は先日社会人になり、一番下の子も高校生になりました。子どもたちの成長を見ていると、待っているだけの時間がどれほどもったいないものかを痛感します。
だからこそ、私は次のようなステップで、少しずつ日常を動かすようにしてきました。
- 数年後の生活水準や環境について、大まかな未来図を家族で共有する
- 完璧な準備がなくても、今の生活の中でできる小さな一歩を踏み出す
- 失敗や違和感があれば、その都度立ち止まって軌道修正をしていく

理想と現実のギャップに向き合いながら
ステップファミリーとしての歩みは、決して最初から絵に描いたような理想の家族だったわけではありません。
頼りになる妻とは、時に「戦友」のように様々なことを話し合ってきました。未来の夢を語り合うこともあれば、その一方で、現実の生活水準や経済的な余裕のなさ、自分自身の情けなさと真正面から向き合わなければならない時期もありました。
それでも、私たち夫婦は立ち止まるのではなく、「歩きながら修正する」ことを選びました。
ダブルワークに挑戦した時期もありましたし、将来に向けた資産運用についても手探りで学び始めました。最近では、60歳に向けて少しずつVIG(米国増配株式ETF)などの積み立てを始めるなど、将来を見据えた行動を今も進行形で続けています。
これらの行動が、すべて最初から大成功を収めるわけではありません。失敗して落ち込んだり、思ったような結果が出なかったりすることもあります。でも、それでいいのだと思います。失敗したら、そこから学び、家族の仲や経済的な計画を少しずつ軌道修正して、また進んでいけばいいからです。
「今以上に、徐々に変化する」だけでいい
もし今、あなたが将来への不安から「早く何かを決断しなければ」と焦っているなら、どうか一度、肩の力を抜いてみてください。
人生を劇的に変えるような、大きな決断やすごい行動は必要ありません。ただ、今よりも少しだけ良くなるように、徐々に変化し、それを積み重ねていくだけです。
【ここに夕暮れ時の穏やかな街並み、または歩道の画像挿入】
特別な才能や、強靭な精神力がなくても大丈夫です。おそらく、誰にでもできる簡単なことの繰り返しなのだと感じています。行動してみて、違ったら直す。家族と話し合い、少しだけ方向を変える。その地道な繰り返しが、気がつけば自分たちにとって一番居心地のいい場所を作ってくれます。
「歩きながら修正していく」という前提があれば、最初の選択がどれであっても、最終的には自分なりの幸せの形にたどり着けるはずです。
あなたのペースで、あなたの正解を
再婚を選ぶ人生も、独身を貫く人生も、どちらも等しく尊く、素晴らしいものです。
今のあなたが抱えている迷いや葛藤は、自分の人生を真剣により良くしようとしている証拠に他なりません。だからこそ、今すぐに白黒の答えを出せなくても、決して焦らないでください。
完璧な計画がなくても、途中で何度も道に迷っても大丈夫です。今のままのあなたで、少しずつ、歩きながら修正していけばいいのです。
静かな夜に、あなたが少しでも安心して深呼吸ができること。そして、明日への一歩をあなたのペースで、無理なく踏み出せることを、心から願っています。


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