" /> ステップファミリーに疲れたら。再婚11年目で気づいた家族の形 | 幸せな子連れ再婚・3000万円資産運用。ステップファミリー11年目の「実践記」

ステップファミリーに疲れたら。再婚11年目で気づいた家族の形

・頑張ってるあなたへ

ステップファミリーとして新しい生活を始める時、「今度こそ失敗しないように」と肩に力が入ってしまうのは、ごく自然なことです。私自身も、元シングルファザーとして再婚し、新しい家庭を築き始めた初期の頃は、「一度失敗しているのだから、今度こそ正しい家族を作らなければ」と、見えないプレッシャーに自分を追い込んでいました。

この記事では、再婚から11年目を迎えた私が、どのようにしてその「正しさ」への執着を手放し、今の穏やかな日々を手に入れたのかをそのまま綴っています。もし今、あなたが家族のために「ちゃんとしなければ」と自分をすり減らしているのなら、この記事を読むことで、少しだけその重荷を下ろすことができるかもしれません。

「正しい家族」を諦めた日から安定が始まった

再婚して新しい生活が始まった頃、私は「正しい父親」「正しい家庭」という枠組みに必死に自分たちを当てはめようとしていました。

しかし、現実はそう簡単には回りません。私は夜勤のある会社員であり、妻も責任ある仕事を持つ共働きです。限られた時間と体力の中で、すべてを完璧にこなすことなど到底不可能でした。 そんな私たちの家族が、結果的に深く安定していくきっかけとなったのは、皮肉なことに「諦めること」を受け入れた瞬間でした。

その最たる例が、毎日の食事です。 忙しく疲労が溜まっている日は、無理に手作りの夕食を用意せず、スーパーのお惣菜や買ってきたもの、あるいはインスタントで済ませるようになりました。

最初は「手抜きをしてしまっていいのだろうか」という葛藤もありました。しかし、無理をして料理を作り、疲れ果ててイライラしながら食卓に座るくらいなら、買ってきたものを並べて、笑顔で今日あった出来事を話す方がずっと価値があると気づいたのです。

私が実践してきた「引き算の家族作り」の基準は、以下の3点です。

  • 「正しい家事」よりも「不機嫌にならないこと」を最優先する
  • 親の疲労やイライラは、どんな栄養のある食事よりも家族の空気を重くすると知る
  • 手抜きを責めるのではなく、「笑い合う時間を確保するための知恵」と捉え直す

すべてを正しく行おうとして、家族と笑い合う時間が取れなくなってしまっては本末転倒です。一緒に食卓を囲み、たわいない会話ができる心の余裕を残しておくこと。それが、何よりも大切なことでした。

自分が求めていたのは「穏やかな日向ぼっこ」

世の中を見渡せば、「こうあるべき」という家族の理想像や、正しそうな子育て論があふれています。SNSを開けば、他の家庭がとても輝いて見える日もあるはずです。 しかし、実際に11年間ステップファミリーとして歩んできて思うのは、「絶対的な正しさなんて、どこにもない」ということです。

私が心から望んでいたのは、誰かに褒められるような立派な家族ではありませんでした。私がしたかったのは、「穏やかな日向ぼっこをするような人生」を送ることです。 月に一度、成長した息子と行きつけのラーメン屋で他愛のない話をしたり、休日に妻と静かにドライブを楽しんだりする。そんな、派手さはなくても確かな温度のある日常が、私にとっての豊かな人生です。

誰かの正しそうな人生を見聞きすると、つい自分たちと比べて焦ってしまうこともあるかもしれません。でも、その人の人生を丸ごと生きたいわけではないのなら、無理にその基準に合わせる必要はありません。 自分たち家族にとって、心地よく過ごすために何が必要なのか。その答えは、本当に人それぞれです。

そのままのペースで、ゆっくりと

力を抜いて、できる範囲で家族と向き合い、時には潔く手抜きをする。 そんな少し不格好な歩み方でも、ステップファミリー11年目の今、私は家族とともにとても穏やかで幸せな日々を過ごしています。

もし、あなたが今、理想の家族像と現実のギャップに悩み、立ち止まっているなら、どうかそのままのペースで大丈夫だということを伝えたいです。 すぐに答えを出さなくてもいい。完璧な親になれなくてもいい。 今日一日、家族の中で誰かが少しだけ笑えたなら、それで十分です。

焦らず、あなたの歩幅で。あなたと家族だけの心地よい居場所が、ゆっくりと育まれていくことを願っています。

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