綺麗なことばかりを並べた文章は、時に誰かの心を遠ざけてしまうかもしれません。ブログを書くうえで、見栄えの良いエピソードだけを切り取ることもできますが、それでは本当に誰かの心に寄り添うことはできない気がしています。 今日は少しだけ、普段はあまり表に出さない「夫婦の夜の事情」について書いてみようと思います。
ステップファミリーとして再婚から11年が経ちました。よそ様の家庭がどうなのか、そもそも何が「普通」なのか、他者とそんな踏み込んだ話をしたことはありません。 ただ、一度結婚生活が破綻している私にとって、夫婦の在り方を模索し続けた、静かで平坦な11年でもありました。
もし今、パートナーとの関係や再婚について「世間の普通はどうなのだろう」と誰かと比べて悩んでいる方がいたら。この記事が、ご自身の心の声に静かに耳を傾け、少しだけ肩の力を抜くきっかけになれば嬉しく思います。

夫婦の夜事情は「予約制」
私たち夫婦の夜の事情について、率直に言えば「予約制」のような形をとっています。 どちらか一方が無理をしたり、気分が乗らないのに合わせたりするのではなく、奥さんから声をかけてくれることもあれば、私から提案することもある。割合でいえば、ちょうど半分ずつくらいです。
なぜこのような形になったのか。それは、私自身が過去に一度離婚を経験していることが大きいです。 「言わなくてもわかるはずだ」という期待は、時にすれ違いを生みます。過去の経験があったからこそ、再婚するにあたって「肌を合わせることの重要性」について、二人で冷静に話し合う時間を持ちました。 情熱に任せた勢いではなく、互いを生活のパートナーとして尊重し合うための、ひとつのコミュニケーションの形として今のスタイルが定着しています。
打算で選ばないという選択
再婚において、生活の安定や条件といった「打算」が頭をよぎることは、決して珍しいことではないと思います。これからの人生を考えれば、安全な道を選びたくなるのは自然な感情です。
私自身、現在までに資産運用などを通じてある程度の経済的基盤は構築してきました。お金の不安を減らすことは、生活を穏やかに保つために必要だと考えてきたからです。 ですが、だからといって条件面や打算的な理由だけでいまのパートナーを選んだわけではありません。
単純に、彼女の容姿も性格も好きだったからです。だからこそ、11年経った今でも夜の事情が続いています。 再婚すること自体はゴールではありません。「自分が本当に幸せになること」が何より大切だと、個人的には考えています。 パートナー選びに限らず、人生の重要な選択において、私が心に留めていることがあります。
- 条件や打算だけで決断しない
- 「世間の普通」に自分たちを当てはめない
- お互いの望む距離感を、言葉にしてすり合わせる
これらを意識し始めてから、相手に過度な期待を押し付けることなく、無理のない関係性が築けるようになりました。

誰かと比べる必要のない人生
情報があふれる今、「理想の夫婦」や「ステップファミリーの成功例」といったものを見聞きして、自分の現状と比べて焦ってしまうこともあるかもしれません。 でも、答えを急ぐ必要はありません。
「普通」という枠に収まらなくても、他人の目にどう映るかを気にしなくても大丈夫です。 打算的な選択を手放し、自分の心に正直に生きていれば、少なくとも他人の人生を妬んだり、羨んだりして心をすり減らすことはなくなります。
私たちも、最初から今の形があったわけではありません。不器用ながらに話し合い、試行錯誤しながら、11年かけてようやく今の「予約制」という心地よい距離感にたどり着いたに過ぎないのです。 だからこそ、今何か上手くいかないことがあっても、決してご自身を責めないでください。
自分の心に正直に
生きていれば色々なことがありますが、自分の心に嘘をつかずに選んできた道なら、案外悪くないものだと思える日が来ます。 もし今、立ち止まって悩んでいる方がいるなら、そのまま立ち止まっていてもいいと思います。無理に答えを出さず、まずはご自身の「本当はどうしたいのか」という小さな声に寄り添ってみてください。
誰かと比べることのない、あなただけの幸せの形が、ゆっくりと見えてくるはずです。 静かな夜に、あなたが少しでも穏やかな気持ちで過ごせることを願っています。



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