結婚10周年を迎えました。 記念に、妻へブルガリのネックレスを贈りました。

妻の首元で光るゴールド。 素直に「似合うな」と思えましたし、妻が喜ぶ顔を見てホッとしました。
実はこのネックレス、10年前に結婚指輪を買ったのと全く同じ店舗で買いました。 あえて、そうしました。
10年前の「見栄」
10年前、39歳で再婚した当時、正直お金の余裕はありませんでした。
それなのに、私はかなり無理をしてブルガリでペアリングを買いました。 当時の私の年収からすれば、明らかに分不相応な買い物です。 それでも、「これください」と平然を装ってカードを切りました。
なぜそんな無理をしたのか。 それは再婚当初の、私なりの「男の意地」でした。
「家族を幸せにする」 「もう失敗しない」
そんなプレッシャーを跳ねのけるために、ハイブランドという「形」で、自信のない自分を武装したかったんだと思います。
ランチで回収された「10年前の伏線」
買い物のあと、妻とランチをしている時でした。 ネックレスを嬉しそうに眺めながら、妻がふと言いました。
「あの時、言ってたもんね。『またここで買えるくらい豊かになってよう』って」
言われてハッとしました。 確かに、10年前の帰り道、まだ何者でもなかった私たちはそんな話をしていました。 半分は冗談、半分は自分たちへの祈りのような会話でした。
「そうやったな。なんとかなったな」 「なんとかなったねぇ」
笑いながら返しましたが、内心、少しだけ込み上げるものがありました。 あの時の無謀な約束を、私たちは今日、守ることができたわけです。
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傷だらけの指輪と、資産形成
もちろん、この10年は綺麗事ばかりではありませんでした。 ステップファミリーとしての壁、仕事の悩み。 それでも、妻と話し合い、サラリーマンしながら投資と副業で資産をコツコツ積み上げてきました。

写真の奥が、10年間つけ続けた指輪です。傷だらけです。 でも、ピカピカの新品のネックレスより、この傷だらけの指輪の方が、今の私にはしっくりきます。これが私たちの10年の現実だからです。
「余裕」を買うということ
今回、同じ店でネックレスを買った時、10年前のような「背伸び」している感覚はありませんでした。 でも感謝を込めて支払いができました。
これが「資産形成」の効果です。
積み上げてきた資産が、「何かあっても大丈夫」という心の余裕を作ってくれました。 その余裕があったからこそ、今回は「見栄」ではなく、純粋な「贈り物」として買うことができました。
10年前の私に言いたいです。 「その無理した指輪、悪くない。ようやく実力が追いついてきたよ」と。
次の10年も、また何か贈れるように。 明日からまた、地味にコツコツ積み上げていきます。
勇気なんて、そんな大げさなものじゃなくていいんです。 ただ『知ってみる』。それだけのことで、明日の景色が少しだけ変わるかもしれません。 10年前の私が、そうだったように。
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