離婚を経験し、もう結婚はしなくていい。そう考えていた時期があります。 毎日仕事をして、子供たちにご飯を食べさせ、無事に一日を終える。それだけで十分だと自分を納得させていました。
しかし、当時まだ小さかった長女の何気ない言葉が、その考えを変えました。
「髪を結ってくれて、可愛い鉛筆を一緒に選んで買ってくれるお母さんが欲しい」
父親である私でも、髪を結ぶことはできます。文房具屋で鉛筆を買うこともできます。 しかし、長女が求めていたのはそういう機能的なサポートではありませんでした。「お母さんと一緒に選びたい」「お母さんに結んでもらいたい」という、私ではどうしても代替できない時間と経験です。
父親だけでは埋められないピースがある。その事実に気づかされました。 彼女のために何かしてあげたい。父親として、娘が望む環境を少しでも整えてあげたい。そのために自分が頑張れるなら、やってみよう。そう思い、私はもう一度動いてみることにしました。
厳しい数字が並ぶシングルファーザーの婚活市場
いざ再婚に向けて動き出そうと調べ始めると、目に入ってくるのは厳しい現実ばかりでした。
「シングルファーザーの再婚成功率は低い」 「子持ちの男性は婚活市場で敬遠されがち」
仕事と育児の両立で時間が取れないことや、相手に負担をかけてしまうのではないかという懸念。統計データや体験談を読むほど、条件面のハードルの高さを突きつけられます。
普通ならここで立ち止まるかもしれません。 しかし、今回は「子供たちのためになるなら、してあげたい」という明確な動機がありました。成功率が数パーセントだとしても、ゼロではないなら挑戦する価値はあります。
「必死な婚活」から「未来の思い出作り」へ視点を変える
とはいえ、数字の壁を前に焦りやプレッシャーを感じていたのも事実です。 そこで、私は取り組み方に対する視点を少し変えることにしました。
「再婚相手を見つけるための必死な活動」として捉えると、うまくいかない時に苦しくなります。 そうではなく、「子供たちと一緒に、未来のための思い出を作るイベント」として考えることにしました。
仮に良い結果に結びつかなかったとしても、休日に一緒に出かけたり、これからの家族の形について子供たちと話したりした時間は消えません。 「お父さんは自分たちのために動いてくれた」という事実は残ります。
そう捉え直すことで、余計な力が抜けました。結果に執着しすぎず、目の前の過程を子供たちと共有する。このスタンスが、気持ちを楽にしてくれました。

穏やかなステップファミリー生活を支える「お金の土台」
長女の言葉をきっかけに一歩を踏み出し、縁あって再婚してから10年以上が経ちました。 現在では、妻と子供たちとともに、ステップファミリーとして穏やかな日々を送っています。
もし今、お子さんのふとした言葉にはっとした経験があるなら、それは状況を変える一つのサインかもしれません。
ただ、実際に新しい家族の形を築いていく中で、痛感したことがあります。 それは、家族が平和に暮らしていくためのベースには「お金の不安を減らすこと」が不可欠だという事実です。
再婚し、家族が増えれば、生活費や教育費の負担は当然変わります。 気持ちだけでは乗り越えられない現実的な壁に直面したとき、心の余裕を奪うのは決まって経済的な不安です。
「守る」「稼ぐ」「育てる」の3ステップ
私自身、今の生活が始まった頃にまず取り組んだのは、徹底した家計の見直しでした。 通信費や保険などの固定費を削減し、手元に残るお金を増やす。これが第一歩です。
しかし、節約だけではいずれ限界がきます。 そこで、無理のない範囲で在宅でできる副業を始めました。 そして、節約と副業で生み出した余剰資金を、そのまま資産運用へと回す仕組みを作りました。
- 「守る」:固定費の見直し
- 「稼ぐ」:無理のない副業
- 「育てる」:ほったらかし資産運用
手探りではありましたが、この資金循環のサイクルを作ってから、家族の将来に対して前向きに考えられるようになりました。 経済的な土台が安定することで、家族間の無用な衝突も減り、互いを尊重する余裕が生まれます。
我が家で実際にやってみて、今も続けている具体的な方法を3つの記事にまとめています。 これからの家族の備えについてモヤモヤとした不安を抱えている方にとって、何かのヒントになるかもしれません。 ご自身の状況やペースに合いそうなものから、目を通してみてください。
内部リンク👉増えたお金に働いてもらう「ほったらかし資産運用」
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